宴の後 after the party is over 2005 8 17
何だか、永田町では、下手なプロレスのように大騒ぎし、
それを、マスコミは、プロレスの実況中継のように、おもしろおかしく報道しています。
こうした馬鹿騒ぎは、ともかく、
「宴の後の後始末」を考えておく必要があります。
たとえ、衆議院選挙で、自民党が大勝しても、
依然として、参議院では、郵政民営化法案の否決時と、何ら状況が変わらないかもしれません。
また、民主党が衆議院選挙で大勝しても、参議院では、似たようなものでしょう。
参議院を解散できれば、問題は解決するでしょうが、
そういう制度は、参議院にはありません。
憲法上は、衆議院は、参議院に対して、優越しているようになっていますが、
こうなると、参議院に注目が集まります。
これも、よいことかもしれません。
今まで、参議院は、あってもなくても関係ないという状態で、存在感が薄かったのです。
参議院は、衆議院の追認機関のようなものだったのです。
その上、参議院は、まるで衆議院を縮小コピーしたような状態だったのです。
だから、参議院は不要で、衆議院だけの一院制にすべきだとの議論もありました。
これからは、参議院は、一切、政党関与をなくし、もちろん、派閥もなくし、
参議院議員一人一人が、自らの良識に基づいて判断するという「良識の府」となるべきでしょう。
今までは、参議院は、衆議院の縮小コピー版でした。
もうこんなこと、やめるべきです。